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はじめての業務外ミッション

時は2017年。3月末。
私がいつのまにか与えられた業務外ミッションに、立ち向かった奮闘記をここに記そうと思う。
経緯は割愛するが、とりあえず今回の趣旨は「喋ったことのない先輩と喋ろう」。

そこで今回勝手にターゲットにされたのがK先輩。
ここにきて3ヶ月たったが、未だに電話を繋ぐ絡みしかしたことがない。

私のK先輩の印象はと言うと、寡黙だがあんなに温厚な人はなかなかいないだろうという感じだろうか。ベビーフェイスなのだがハスキーボイスというギャップ。漢らしい。

さて、どうしたものだろうか。
何をどう声をかけていいかが分からない。分からない。

「Kさんって普段誰とご飯いったりするんですかー?」
相手が仕事をしてる時にこんな質問をする輩がどこにいるのだろうか、新手のかまってちゃんもいいとこである。
そのうえ「一人かな」と言われた時に私は彼に何を返してあげられるのだろうか。


そもそも業務中にプライベートを詮索する自体ナンセンスであることに気づいた。

やはり最初は業務的なことを聞いてから、少しカジュアルな会話をする方向でいこうと思う。ただ、U先輩から「話に余計な情報が入り過ぎ」「簡潔に話すことを意識づけた方がよい」と言われたのを思い出したので、意識しつつ恐る恐るK先輩に声をかけてみることにした。

私「Kさん、聞きたいことがあるのですが良いでしょうか?」

K先輩「お、おぅ。どうしたの?」
この時点で既に口元がゆるんでいるのが見て分かる。
心の中で「喋りかけるやつ合ってるのか?」と言わんばかりの表情だ。

私「実はですね、今〜〜でして、〜〜をして欲しいように言われてるのですが、〜〜ってどうなのでしょうか。」

K先輩「俺もそんなに詳しくないんだけど、一応データなら見れるよ。こんな感じかなぁ。」
おぉ、ノってきた。いくしかない。少し深堀して心理戦に持ち込む。

私「なるほど、そうなんですね。じゃあこれだとこうなるんですかね・・?」

K先輩「うーん、それは俺よりAさんか、Bさんに聞いた方がいいんじゃないかなー。俺はあんまり分からないなぁ。」
どうやら間違えたらしい。始まりもせずに敗戦したかのよう。

私「そうなんですね、AさんかBさんにもあとで話を聞いてみます。とりあえずは1万アクセスいってないと話にならないってことですよね?」
・・・お分かりいただけただろうか。
とりあえず会話を続けなければと思い、さっき聞いたことを「ですよね?」で確認するという反則技を序盤で繰り出さなければならなくなってしまった。。

K先輩「そうだねー。全体のアクセス数もみてみる?  こんな感じかなぁ」
よかった。Kさんからの助け舟に全力で乗っかることにした。

私「へぇ〜、全体的にこんな感じなんですね。やっぱり月に1万アクセスはいってるんですねー。」
ひどい。私の手持ちの武器は「1万アクセス」のみなのか?もはや口癖だ。
このまま終わるわけにはいかない。なんとしても最後に一矢報いてみせよう。

私「ただなんというか、アクセス数がどのくらいとか、良いサイト?としての指標みたいなものってあるんですかね??」









これほど鮮やかに時が止まった瞬間を私は感じたことがない。Time waits for no one.


K先輩「いや〜それはちょっとわかんないな〜〜!」

私「ですよね〜、分かりました、ありがとうございます。参考にさせていただきます!」





近年まれに見るひどい絡みだったが、これが私とKさんの今後のなんらかの社会的な発展になっていけばと思う。

とりあえず「1万アクセスいかないと話にならない」ということしか頭には残っていませんが、このような貴重な機会を与えてくださったU先輩に感謝しかない。


ありがとうございました。


















<番外編~奮闘前日の絡み~>
プルルルルルルル・・・
私「はい。○○です!」
Aさん「お世話になっております。私Aと申します。」
   「Kさんいらっしゃいますでしょうか?」
私「はい、少々お待ちください。」

――――――保留中――――――

私「Kさん、Aさんからお電話です。」
Kさん「あ・・・」

なんともいえない表情を醸し出すK先輩。

Kさん「不在って言ってください。」
私「笑、かしこまりました。」

Aさんが電話の向こうで待っているため、ダッシュで戻ろうとしたところ、

Kさん「あ、ごめん。不在と4月以降に電話かける旨伝えてー!」
私「かしこまりました!」








いや居留守使ってるのバレるやないかーーい!

気分は髭男爵。 ルネッサ〜〜ンス


おしまい。